
もっち
- 関東大手SIer勤務
- 10システム、仮想サーバ約200台の基幹系システムが稼働する仮想化基盤のインフラ運用リーダー
以下3点について、ブログで役立つ情報を発信
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もっち
以下3点について、ブログで役立つ情報を発信
みなさんも誤ってファイルを消してしまったり、間違った更新などをした後にやっぱり元のデータに戻したいなと思ったことはありませんか。
インフラエンジニアにとってもそのような瞬間はあります。そういった場面で活躍するITインフラを守る最後の砦、それはサーバーのバックアップです。
一言でバックアップと言ってもバックアップの方法はいくつかあります。今回はサーバに保存された企業の機密データ、顧客情報、Webサイトのプログラムなど、失われればビジネスが止まってしまうほどの大切な情報を守るバックアップについて紹介します。
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バックアップと似た技術で「スナップショット」という仕組みや、バックアップの基礎となるストレージの記事もあります。そちらに興味のある方は、以下の記事もチェックしてみてください。


まず最初に、世界中のエンジニアが共通認識として持っている「3-2-1の法則」を紹介します。
この法則はバックアップを設計するにあたり、「保持するデータの個数」、「保存先の種類」、「遠隔地にバックアップを持つ」という3つの項目において、必要数を示すものです。
サーバーのデータ量は膨大なため、効率的に3つの方式を使い分けて運用されます。
| 種類 | 内容 | メリット | デメリット |
| フルバックアップ | 全てのデータを毎回丸ごと保管する | 復元(リストア)が最も簡単で確実 | 時間がかかり、保存容量も大量に使う |
| 差分バックアップ | 前回取得した「フルバックアップ」からのすべての更新データを保管する | 復旧が比較的早い(フル+最新の差分1つでOK) | 日が経つにつれて容量が増えていく |
| 増分バックアップ | 前回取得したバックアップから更新された分だけをコピーする | バックアップ時間が最短で、容量も節約できる | 復旧時に「フル+全ての増分」が必要で手間がかかる |
差分バックアップと増分バックアップの違いが、複雑でわかりにくいと思いますので、以下に図解を示しながら説明します。差分バックアップと増分バックアップの大きな違いはバックアップ保持のデータ量です。

| 種類 | 火曜日時点にリストア | 水曜日時点にリストア |
| 差分バックアップ | 「差分1」のみ | 「差分2」のみ |
| 増分バックアップ | 「増分1」のみ | 「増分1」と「増分2」が必要 |
リストアに関しての違いとして、差分バックアップは、水曜日の状態にリストアするの際、フルバックアップと水曜日のバックアップを利用すればリストアできます。しかし、増分バックアップは、フルバックアップと火曜日、水曜日と増分を取ったすべてのバックアップデータをひとつひとつ遡らないとリストア出来ないため、リストアに時間がかかるのです。
現場では、コストや復旧スピードに合わせて以下の手法を組み合わせることが一般的です。
通常、システムの負荷が低い深夜の時間帯でバックアップを取得することが多いですが、OSのアップデートや重要な設定変更の「直前」にもバックアップを取得します。これは、作業が失敗し、データが消失・破損した場合に、作業の直前の状態に戻せるようにするためです。
バックアップを取得するだけでは、意味はありません。正しく毎回取得できているか確認することと、正しくリストアできるか試験することが重要です。バックアップは取得出来ていたが、データが壊れていたなど、インフラエンジニアとしては、よくある事象です。
そのような事態を避けるため、日々の確認はシステム運用を行う上でとても大切となります。
バックアップは、インフラエンジニアにとっての「最後の砦」です。
「3-2-1の法則」を意識し、システムの特性に合わせて「種類」と「保存先」を正しく選べるようになりましょう。
まずは、自分の担当しているシステムが「もし今壊れたら、どの手順で、いつのデータに戻せるか?」をシミュレーションすることから始めてみてください。
技術の話題はいちど一休みして、睡眠についてや、思考の整理などの記事を見て、働き方そのものを見直しませんか。興味のある方は、以下の記事もチェックしてみてください。


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