
もっち
- 関東大手SIer勤務
- 10システム、仮想サーバ約200台の基幹系システムが稼働する仮想化基盤のインフラ運用リーダー
以下3点について、ブログで役立つ情報を発信
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もっち
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インフラ設計書には、大きく2つの設計書があります。ひとつは、インフラの「方針」や「骨格」を決める「基本設計書」、もうひとつは、システムの詳細なパラメータを記載する詳細設定書です。
今回は、システムの直接的な設計書であり、運用の現場では「正解」として扱われる「詳細設定書」について解説します。現場で必ず通る「ドキュメントレビュー」でチェックされるポイントも合わせて紹介します。
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詳細設定書がシステムにおける細かなパラメータや仕様が記載されているドキュメントであるのに対して、基本設計書はシステム全体の方針が記載されています。興味のある方は、以下の記事もチェックしてみてください。


詳細設計は、基本設計で決めた「冗長化する」「セキュリティを高める」といったシステムの方針を、具体的な「数値(パラメータ)」に落とし込んでいく工程です。
最大の目的は、「誰が作業しても、寸分狂わず同じインフラを構築できるようにすること」です。
詳細設定書(パラメータシート)が正しく作られていれば、構築後のテストもスムーズに進み、将来の障害対応でも「本来あるべき設定値」を確認できます。
詳細設定書(パラメータシート)を作成すると、必ずチーム内や顧客による「ドキュメントレビュー」が行われます。駆け出しエンジニアが特に指摘されやすい、レビューの視点を紹介します。
最も基本的な点ですが、「基本設計で決めた方針とズレていないか」を厳しく見られます。
ホスト名、VLAN名、プロファイル名などの「名前」には一貫性が必要です。
-)とアンダースコア(_)が混在していないか?Srv-Web-01 と SERVER_WEB_02 が混在していると、管理が煩雑になるため即座に修正を求められます。IPアドレスやVLAN IDなどの「値」に間違いがないかを確認します。
/24 なのか /28 なのか)「構築して終わり」ではなく、構築後の「運用」が現実的にできる構成となっているかが見られます。
パラメータシートはExcelで作られることが多いですが、その「見やすさ」も品質の一部です。
| 比較項目 | 基本設計書 | 詳細設定書 |
| 役割 | 方針・要件・概要の定義 | 具体的な設定値(パラメータ)の定義 |
| 主な内容 | 「冗長化する」「クラウドを使う」 | 「IPは192.168.1.1」「VLAN 10」 |
| 主な読者 | 顧客、PM、アプリ担当者 | 構築担当者、運用保守担当者 |
| 重要視される点 | 妥当性・実現可能性 | 正確性・一貫性・網羅性 |
| 成果物形式 | Word、PowerPoint(構成図) | Excel(パラメータシート) |
詳細設定書を作る作業は、地道で非常に細かい作業です。しかし、レビューで指摘されるポイントを意識して作成することで、あなたの設計スキルは飛躍的に向上します。
この2段構えをマスターして、現場で信頼されるインフラエンジニアを目指しましょう。まずは、自分が担当する機器のパラメータを詳細設定書を見ながら、一つずつ、命名規則から丁寧に確認してみてください。
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