ネット社会の縁の下の力持ち!「インフラエンジニア」ってどんな仕事?

もっち

  • 関東大手SIer勤務
  • 10システム、仮想サーバ約200台の基幹系システムが稼働する仮想化基盤のインフラ運用リーダー

以下3点について、ブログで役立つ情報を発信

  1. インフラ技術・システム運用
  2. キャリア・マネジメント
  3. エンジニア実務・仕事術

突然ですが、みなさんは普段パソコンやスマホを使っていて、こんなことを考えたことはありますか?

「もし今、世界中のインターネットが突然止まってしまったら?」

LINEが送れない、動画が見られない、仕事のメールが届かない……想像するだけでゾッとしないでしょうか。 実は、そんな「当たり前のように使える状態」を、24時間365日陰で支え続けている職業があります。

それが、私が本業としている「インフラエンジニア」です。

今回は、IT業界の中でも少し地味だけど、絶対になくてはならないこの仕事について、現役エンジニアの視点からわかりやすく紹介します。

この記事の想定読者

  • インフラエンジニアに興味がある
  • インフラエンジニアの仕事がどういうものか知りたい

この記事を読むことでのメリット

  • インフラエンジニアの仕事を知ることができる。

エンジニアの一日に興味のある方は、以下の記事もチェックしてみてください。

目次

そもそも「ITインフラ」って何?

「インフラ」という言葉、ニュースなどで聞いたことはありませんか? これは「インフラストラクチャー(基盤)」の略で、私たちの生活に欠かせない水道・ガス・電気・道路などのことを指します。

ITの世界にも、これと同じ「基盤」が存在します。 どんなに面白いアプリや便利なWebサイトがあっても、それを動かすための「土台」がなければ使えません。

私たちインフラエンジニアは、いわば「IT業界の水道屋さん・電気屋さん」と言えます。 水道や電気、ガスなど、普段あたりまえにみなさんが利用できる状態を維持するために、水道屋さんや電気屋さんがいるように、IT基盤を維持するため、我々インフラエンジニアが存在するのです。

具体的に何をしているの?

エンジニアといえば、「パソコンに向かってカタカタしている」イメージがあるかもしれませんが、インフラエンジニアの仕事は大きく2つのフェーズに分かれます。

それは、「作る」か「維持する」の2つです。

設計・構築(作る)

「どのようなシステムが必要なのか?」という要望に合わせて、サーバやネットワークを設計し、構築するフェーズです。

利用者の規模や、予算、故障した場合にどれくらいの時間で復旧させなければならないか、またセキュリティ対策に関してもこのフェーズで要件をまとめます。

必要な設計が完了したら、作成した設計図を元に実際にサーバやネットワークの環境を構築します。必要なソフトウェアのインストールなども合わせて実施します。

このフェーズでは、設計・構築には納期と予算があり、不測のトラブルが発生したとしても、一度契約した納期と予算は守らなければいけません。そのため、予算と納期の管理が重要になります。

運用・保守(維持する)

構築したITインフラを維持・管理するフェーズです。

そのために、日頃からサーバのログやCPUやメモリ、ディスクなどのリソースの利用状況を確認します。もし、普段と異なる動きがあれば、原因調査を実施し、対策を打ちます。仮に本番サービスに影響が出るような事態となった場合は、障害対応として優先順位を上げて対応することになります。

ソフトウェアのアップデートなどのメンテナンス作業についても、計画を立てた上で、実施します。また、ソフトウェアの運用保守期限が切れそうになった場合には、ソフトウェアのバージョンアップも検討し、対応します。

このフェーズでは、本番サービスに影響を出さないことが最優先事項となります。

【実録】現役エンジニアの「背筋が凍った」失敗談

「安定して動くのが当たり前」のインフラエンジニアですが、裏側ではヒヤッとする場面もあります。 ここで、私が過去に経験した冷や汗もののエピソードを一つ告白します……。

ある日、私はサーバーのメンテナンス作業をしていました。 手順通りに進めていたつもりだったのですが、作業対象を誤ってしまい、止めてはいけないサーバーのサービスを停止させてしまったのです。

「やってしまった……!」

一瞬、頭が真っ白になりました。 不幸中の幸いだったのは、そのサービスがすでに廃止されたもので、実際の業務やお客様への影響は出ませんでした。

結果的に事故にはならなかったものの、あとで上司にはものすごく怒られました。 「もしこれが稼働中のサービスだったら……」と考えると、今思い出しても背筋が凍る体験でした。

ワンクリックのミスが大きな影響に繋がる。 怖さもありますが、それだけ「責任とやりがいのある仕事」だと言えます。

なぜ私は「インフラエンジニア」を選んだのか

ITエンジニアというと、ソフトウェア開発を行う「開発エンジニア」をイメージする人が多いと思います。 そんな中で、なぜ私がインフラの道を選んだのか。理由は大きく3つあります。

① 「仕組み」そのものに興味があったから

私はプログラミングで何かを作り出すことよりも、「普段使っているコンピュータやインターネットはどうやって動いているんだろう?」という仕組み自体への好奇心が強くありました。今のシステムの裏側を支えている仕組みを理解する楽しさが、この仕事のモチベーションの一つです。

② 今後もなくならない仕事だから

AIやプログラミング言語など、技術の進歩とともに新しい技術がどんどん出てきていますが、それらを動かすためにも必ず「土台(インフラ)」は必要です。今後、クラウド環境が多くなったとしてもその基礎となる構成技術はあまり大きくは変わらないと思います。

「どんなに時代が変わっても、この仕事はなくならない」という安心感は大きく感じます。

③ どの業界でも通用するスキルだから

医療、金融、ゲーム、物流……どの業界でもITインフラはからなず使われています。 一つの技術を身につければ、業界を問わずどこでも活躍できるのも魅力の一つであると考えています。

まとめ:インフラエンジニアは「かっこいい裏方」

インフラエンジニアは、決して派手な仕事ではありません。 でも、私たちが頑張っているからこそ、世界中の人が安心してシステムを利用できています。

  • システムの仕組みを知るのが好き
  • 縁の下の力もちのような仕事が得意
  • 比較的安定した技術を習得したい

もし上記に当てはまるなら、あなたへはインフラエンジニアをオススメします。

「ちょっと面白そうかも」と思った方は、インフラエンジニアについて真剣に考えてみてはいかがでしょうか。


インフラエンジニアに興味のある方は、インフラエンジニアが実際にやっているコマンドプロンプトを体験してみませんか。興味のある方は、以下の記事もチェックをしてみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

もっちのアバター もっち インフラエンジニア/サービスマネージャ

・関東大手SIer勤務
・10システム、仮想サーバ約200台の基幹系システムが稼働する仮想化基盤のインフラ運用リーダー

以下3点について、ブログで役立つ情報を発信
1.インフラ技術・システム運用
2.キャリア・マネジメント
3.エンジニア実務・仕事術

目次