
もっち
- 関東大手SIer勤務
- 10システム、仮想サーバ約200台の基幹系システムが稼働する仮想化基盤のインフラ運用リーダー
以下3点について、ブログで役立つ情報を発信
- インフラ技術・システム運用
- キャリア・マネジメント
- エンジニア実務・仕事術


もっち
以下3点について、ブログで役立つ情報を発信
「インフラエンジニアの仕事」と聞いて、みなさんはどんな光景を思い浮かべますか?
一日中、暗い部屋で黒い画面(ターミナル)に向かってカタカタとキーボードを叩き続けている……そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
もちろん、そういう時間もあります。でも実は、それだけではありません。 意外と人と話したり、資料を作ったり、突発的なトラブルに奔走したりと実際には色々なことをやっています。
今回は、現役で働く私の「等身大の1日」をスケジュール形式でご紹介します。 「へえ、こんなふうに働いているんだ」と、少しでもイメージをつかめてもらえると嬉しいです。
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そもそも、インフラエンジニアって何?という方は、以下の記事もチェックしてみてください。

スケジュールの前に、今の私の立場と作業環境について少しお話したいと思います。
現在私は、仮想サーバーは約200台、システム数は10システムほどの仮想化基盤のインフラ運用チームのリーダーをしています。
そのため、今回紹介するスケジュールも、どちらかというと作業者というよりは、管理者としての立場でのスケジュールとなっています。
また、作業環境としては、出社とリモートワーク(在宅勤務)のハイブリッドで働いています。 私の場合、チームメンバーとのコミュニケーションを大切にしたいと考えていますので、基本的にはオフィスへ「出社」しています。システムトラブル時など、臨機応変に状況を把握し、メンバーへ的確に指示を出す必要がある場合、顔を合わせて会話したほうが素早くトラブルに対応できるからです。
ただ、「今日は家の用事があるから」とか「集中して資料を作りたいから」というような日は、自分の判断で臨機応変にリモートワークに切り替えています。この柔軟さは、IT業界ならではのメリットかもしれません。
ちなみに、オフィスには無料のドリンクコーナーがあるので、好きなコーヒーを片手に仕事をするのが私のルーティンです。
では、実際のある一日の流れを見てみましょう。
出社してパソコンを開き、まずはOutlookのメールとTeamsチャットのチェックを行います。 前日の退勤後から今朝までの間のサーバから来たアラートメッセージを確認します。
サービスに影響のある緊急のアラートは別途電話で連絡がありますが、ちょっとした警告メッセージや、緊急でないリソース状況の変化については、メールでのみ通知があるからです。また、メンバーや他のシステム担当者からちょっとした依頼や、相談事項が来ていることもあります。
また、この時間でOutlook上のスケジュールを確認します。毎日数多くの作業や打ち合わせが計画されているため、朝の時点で一日分のスケジュールを把握するのです。私はこの時、翌日分のスケジュールも一緒に確認します。翌日の打ち合わせに必要な資料や作業の段取りなどに問題がないかも前日にのうちにチェックします。
Teamsを使って、社内メンバーと朝会を行います。この打ち合わせは、当日の作業内容に漏れがないことの確認と、前日夜間から当日朝までのサーバの状況をみんなで共有する大切な時間です。メンバーが対応で困っていることがあればここで相談して、チームで解決策を検討し、指示を出します。
午前中の残りは、集中して作業に取り組む時間にあてています。この時間は主に、顧客への報告資料の作成、今後発生するスポット案件の計画立案、メンバーから依頼されたドキュメントの確認、チーム全体の課題確認と対応方針の検討、といった作業をやることが多いです。
この時間は突発的な対応事項がなければ、あまり人とは会話せず、ひとり黙々と作業しています。
一般的な企業と同様、12:00〜13:00が昼休みの時間です。この時間は仕事を忘れ、音楽を聞いてリラックスしたり、コーヒーを飲んでリフレッシュしたり。 頭を切り替える大事な時間です。
たまにシステムトラブルでそのまま対応したり、重要な打ち合わせが入ったりして、休憩時間をずらすこともありますが、基本的にはのんびりと過ごしています。
昼休憩が終わり席に戻ると、開発担当者からチャットが来ていました。 「すみません、管理画面にログインできなくなってしまいました!」
メンバーに状況を確認してもらうと、パスワードの入力ミスを繰り返して「アカウントロック」がかかっている状態でした。 たまに開発担当者がアカウントを間違えてロックしてしまうことがあるのです。
メンバーにアカウントロックを解除するよう指示を出して、開発担当者へ連絡してもらいました。 このように、難しい故障対応だけでなく、時折、ユーザーの「困った」という依頼が持ち込まれることもあります。
本日予定していた本番環境の設定変更作業です。パフォーマンスを改善させるために、ミドルウェアのパラメータを調整します。
作業はチームメンバーが対応します。もちろん本番環境ですので、予期しないサービス停止を防ぐために、事前に作業レビューを行っています。顧客担当者へも事前に作業内容を報告済みです。
2人1組で、作業者と確認者がパラメータ変更作業を担当します。本番環境には万が一が起こってはいけないので、必ず2人で対応することが義務付けられています。
無事、変更作業が終わり、顧客への報告を済ませると、ほっと一息つきます。
顧客との定例会に参加します。 今月の稼働状況や、今後のメンテナンス予定などを報告します。また、サーバへの変更作業が必要であれば、今後の対応方針とともに報告し、作業の許可をもらいます。
使う資料はPowerPointで作成したものです。 分からないことがあればメーカー(ベンダー)に問い合わせて確認し、正確な情報を伝える必要があります。
朝実施した打ち合わせと同様、Teamsを使って、社内メンバーと夕会を行います。この打ち合わせでは、当日の作業進捗と、翌日の作業スケジュールの確認を行います。また、当日の作業で問題が出た場合は今後の方針を検討します。
サーバーに特に異常がなく、作業進捗も問題なければ、定時で退勤することも多いです。
大体の一日の流れはこのような感じですが、もちろん毎日が平穏なわけではありません。 現役エンジニアとして感じる達成感を感じる瞬間と、勘弁してくれという瞬間をそれぞれ紹介します。
一番嬉しいのは、「大規模なインフライベント」を無事に乗り越えた時です。 例えば、OS(WindowsやLinux)のバージョンアップなど、失敗すると本番サービスが停止してしまうような大規模な作業です。何ヶ月も前から 準備し、当日の作業をミスなく終え、翌日何事もなく動いているのを確認した時の達成感は、本当に大きいです。
逆に一番しんどいと感じる瞬間は「長期連休前の、最終営業日の定時直前」に来るサーバアラートです。
「あと5分でゴールデンウィークだ・・・」というタイミングで発生するエラーメッセージ。なぜ、図ったかのように後少しにところでいつもやってくるのでしょうか。
これらを社内で認識合わせしなければ帰宅できません・・・・。あの瞬間の絶望感だけは、何年やっても慣れることはないと思います。
今回は私のインフラエンジニアとしての一日を紹介しました。
チームリーダーという立場上、ずっとコンピュータと向き合っているようで、意外とメンバや顧客と会話したり、資料を作成している時間も多いと感じたのではないかと思います。
そんな方なら、きっとこの仕事を楽しめると思います。 もし興味が湧いたら、まずは無料の仮想環境などで「サーバー」に触れてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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